最近よく思うんですよね、
「人生嘘ついてなんぼ」
って。
突然ですけど、
僕は武道を趣味としてやってるんですよね。
武道ってスポーツとは違う
っていうのが僕ら武道家の意見なんですよ。
いろいろ違うところはあると思うんですけど、
その一つに【稽古】
っていうのがあると思います。
決して稽古のことを練習とはいわないんですよね。
それで、僕は稽古をしていてふと思ったことがあって、
それって
「稽古って意味ないんじゃね？」
っていうことなんですよ。
例えばですが、
稽古の最中って
「姿勢を正して」とか「自分に負けるな」
とか言われて、
自分でもそういう風に道場の中ではふるまうんですけど、
それって自分の生活の中に生きてないんじゃないか、
ってある日ふと思いました。
つまり、僕は道場の中だけ「嘘」をついてたってこと。
嘘ついて稽古している
じゃあ、自分を高めるために稽古に臨んでるのに意味ないやん
って思ってしまって、、、
だから、もどかしい。
って思ってたんですけど、
この前長時間姿勢よく立っていないといけないことがあって、
自分は昔膝のケガをしていてあまりたっているのが得意じゃないんですよね。
でも、その時は姿勢よくたっていないといけなかった。
いつもの自分じゃ姿勢よくたっていられる自信がなかった。
だから、「ここは道場だ」って思って立ってたらあら不思議、
簡単に立っていられたんですよ。
銅像のような、型にはまって、自分でも自分の体の強さにビビりました。
単純にうれしかった。
自分の嘘が嘘じゃないって確信が得られて。
その時に思ったんですよ、
「嘘も貫けば、本物に成る」
って。
だからこれからも、嘘つき続けよう、
嘘が本物に成る日まで。
人生嘘ついてなんぼかなって。
そんなことを思う、今日この頃でした。
